女性は普段から体の事を気にしている方だと思いますが。
男性でメディカルチェックなどをした事がある方はどれくらいいるのかな?
精液検査とは?
自分の精子の現状を知る検査です。
精子濃度や総精子数、健康な精子がどれくらいあるか?
客観的に数字で見ることが出来る検査です。
具体的な数字は
項目 | 説明 |
---|---|
精液量 | 1回の射精での精液量です。単位はmlで表示します。 |
精子濃度 | 精液1mlあたりの精子の個体総数です。 |
総精子数 | 1回の射精で精液に含まれる精子の固体総数です。 |
精子正常形態率 | 精液中に存在している正常な精子の形態率です。%で表示します。 |
【基準値】
項目 | 説明 |
---|---|
精液量 | 1.5ml以上 |
精子濃度 | 1ml中に1,500万個以上 |
総精子数 | 3,900万個以上 |
精子正常形態率 | 4%以上 |
検査前の禁欲期間は?
禁欲期間を3日~5日にして検査をします。
最近はネットで精液検査キットが売っていて、自分で検査をすることが出来ます。
ジップロックのような袋に精子を入れて返送、その後検査結果がメールにて報告されます。
検査に抵抗のある男性が多いのでこのような仕組みだと恥ずかしさもなく安心ですね。
大体5回検査で1万円前後が多いのかな?
もちろん病院に受診しても検査は出来ます。
自費のクリニックが多いのですが、婦人科でもやっているところがあります。
夫婦の場合は婦人科でやった方が保険がきくので良いですね。
「精液量」「精子濃度」「総精子数」「精子正常形態率」このあたりの数字を知っておくだけでも男性としては安心すると思うので。
不妊に悩んでいる夫婦はたくさんいますよね、私の友人にも何人かいます。
殆どが女性が悪く思われていてかわいそう。
原因の半分が男性側にあることを沢山の人に知ってもらいたい。
もし検査結果が良く無かったら。
基本的には栄養と運動です。
サプリメントも併用すると良いかもしれません。
後は睡眠ですね。
それでも難しい場合は精巣静脈瘤の疑いがあります。

精液検査については1回で終了ではなく、前後比較が大事です。
1回やった日から数えて1か月後・2か月後・3か月後・・・。
このように健康状態を見ながら栄養とサプリメントを改善していきます。
定期的に採血もするとより健康状態がわかりますね。
もっと高度な検査がしたい人
自費のクリニックや婦人科でやる検査以上に
もっと詳細な検査がしたい人は大学病院の受診をおすすめします。
・精液培養
精液中の細菌を検査します。
・基本精液検査
採取した精液から精液の量や精子の数、運動性や形態を調る。
・生存性試験
精子を染色し、生存している精子の割合を算出します。
・CEROS(セロス)
専用の機械を用いて精子の動きを解析し、運動能力をより詳しく調べます。
・尿中検査
精液量が極端に少ない、または精子が射出されていない場合、精液採取後すぐに採尿していただき、尿中に精子の有無を測定します。
・クルーガーテスト
精子を染色し、精子頭部、頚部、尾部の形態を観察し、正常形態の割合を算出します。
・高度な精液検査
精液中の酸化還元状態の測定(ORP:Oxidation-Reduction Potential)、精子遺伝子の断片化状況(DFI:DNA Fragment Index)の測定などを行い、従来の方法では検出できなかった精子の状態異常を発見することが出来ます。
↑こんな感じの検査が大学病院だとできますね。
すぐに精子の量を増やすことは出来ません。
コンビニなどで販売されているマカのグミとかも効果はありますが
継続する事ですね。
何よりも現状の把握が大事です。
ホルモン療法だったり、抗酸化療法だったり。
沢山治療方法も確立されています。
不妊治療に関しては各自治体でも助成金があったりもするので
金銭的に不安がある方は市町村のホームページを見てみるのも良いかと思います。
今回はちょっと真面目な話題でしたね。
すず