体の悩み

免疫低下で活性化する性器ヘルペス | 女性は要注意

性器ヘルペスとは?

単純ヘルペスウイルス(HSV)1型、2型を病原体とする性感染症(STD/STI)です。
初感染後に感覚神経節に潜伏感染し、免疫低下により再発を繰り返します。初感染の方は症状が激しく、また再発することも多い性病です。

ポイント

  1. 発症:(女性の場合)性交後2~10日後より。
  2. 外陰部に疼痛(排尿困難や歩行困難に至ることもある)を伴う。水泡性または浅い潰瘍性病変(kissing ulcer)を多発する。
  3. 排尿・排便困難や髄膜刺激症状がみられる。
  4. 時に38℃以上の熱発がみられる。
  5. 細胞診にて、多核巨細胞、核内入体が多くみられる。
  6. 免疫低下時に上記所見がみられる。
  7. 治療はバラシクロビル内服、アシクロビルの内服、点滴、外用。

ステロイドは症状を悪化させるため禁忌です。
診断では、HSVの抗体価(IgG,IgM)測定も補助診断として使用されています。

感染・発症のタイミング

単純ヘルペスウイルス(HSV)は、一度局所に感染すると感覚神経を上行し、生涯にわたり神経節に潜伏感染します。
そして免疫低下を契機に再び神経を下降し再発します。
初感染は不顕性感染も多いです。

主な症状

  • 発熱
  • 鼠経リンパの腫脹
  • 外陰部の水泡・潰瘍

単純ヘルペスウイルス1型と2型

単純ヘルペスウイルスには1型と2型があります。
主にHSV-1は口唇に感染し、HSV-2は性器に感染します。

接触感染により20歳代までに約半数が感染しています。
三叉神経節が潜伏部位の為、再発で性器に症状が出ることはありません。

細胞診所見

水泡・潰瘍面の細胞診では多核巨細胞、核内封入体が多く見られます。
必ずしも本症例に特徴的ではありません。

  • 単純ヘルペスウイルス(HSV):herpes simplex virus
  • サイトメガロウイルス(CMV):human cytomegalovirus
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