体の悩み

尖圭コンジローマと膣トリコモナス症 | 症状と治療について

尖圭コンジローマとは?

ヒトパピローマウイルス(HPV)を病原体とする性感染症(STD/STI)です。
外陰部、会陰、肛門周囲などに尖った乳頭状、鶏冠状の疣贅を生じる病気です。

これも女性に多い病気です。
気になったら受診しましょう!

症状と治療

  1. 好発:女性の場合主に性交後3週間~8か月
  2. 外陰部にかゆみが出る
  3. 外陰部、会陰、肛門周囲などに先のとがった無痛性のイボがみられる
  4. 組織診にて、異常な角化やコイロサイトーシスを認める
    →尖圭コンジローマを考える
  5. 確定診断は組織診、HPVの検出、血清抗体価の検出による。

治療について

  1. ファーストライン:イミキモド5%クリーム外用、冷凍療法、電気焼却法、80~90%の三塩化酢酸外用
  2. セカンドライン:レーザー蒸散術、インターフェロン局所注射など

分娩時に産道感染することがある。
咽頭乳頭腫や再発性呼吸器乳頭腫をきたす。
3か月以内に約25%が再発する。

ヒトパピローマウイルスとは?

HPVは皮膚や粘膜の上皮に感染するウイルスであり、その型により様々な病型を呈します。
発がんのリスクによりローリスク型とハイリスク型に分かれます。
尖圭コンジローマはローリスク型が原因です。

膣トリコモナス症とは?

トリコモナス原虫(Tricomonas vaginalis)によって引き起こされる炎症性疾患です。
膣、外陰部を中心に発症するSTD/STIです。

発症は性交後5日~1か月、外陰部のかゆみがみられます。
悪臭のある黄色~淡い灰色、泡状の帯下の増量があります。
治療はメトロニダゾールまたはチニダゾールを経口投与です。

膣トリコモナス症の診断は、虫体の証明により診断します。
大きさは10~40μmで白血球よりやや大きめです。
女性の膣粘膜に寄生し、栄養であるグリコーゲンを体表から吸収します。