サプリメント

ルテインのサプリメントの効果と医薬品の副作用、相互作用について

和名 ルテイン
英名 lutein

ルテイン(lutein)及びゼアキサンチン(zeaxanthin)は、キサントフィル(xanthophyll)と総称されるカロテノイド系ファイトケミカルです。

ルテインとゼアキサンチンは、緑黄色野菜に多く含まれます。

機能性食品素材・サプリメントとしてのルテインでは、マリーゴールドなどが原材料として使用されています。

ルテインのサプリメントの効果と医薬品の副作用、相互作用について

摂取されたキサントフィルは、人では網膜、特に黄斑に存在します。
疫学調査では、食事からのルテインの摂取が多いと

  • 加齢性黄斑変性症(AMD:arerelated macular degeneration)
  • 白内障
  • 乳癌
  • 大腸癌

これらのリスクが減少すると報告されています。

加齢性黄斑変性症(AMD)に対するルテインの働きは、抗酸化作用と青色光の吸収の2つの機序によると考えられています。

スマホやパソコンのブルーライトですね!

まずAMDの一因として参加障害が想定されており、ルテイン・ゼアキサンチンによる抗酸化作用が疾病の予防や進展抑制に働きます。

またAMDの発症には、可視光線のうち短波長光(ブルーライト)によって生じる酸化障害・網膜障害の関与があり、ルテインは、黄斑部の色素上皮細胞において、このブルーライトを吸収することで網膜を保護しAMDを予防します。

スマホやPCの使いすぎの方は定期的なルテインの摂取が必要です。
スマホ育児に!子供たちが、ルテインを簡単に摂取できるのは…?ルテインゼリー

ルテインを摂取するとどうなる?

加齢性黄斑変性症(AMD)の症状改善として、例えばルテインサプリメントを投与した介入試験として

  • AMD患者14名を対象に14mg/日の用量で3カ月から12カ月間投与した試験
  • AMD患者90名を対象に10mg/日の用量で3カ月から12カ月間投与した試験

いずれも各種視覚機能の改善効果が示されています。

また、加齢性白内障患者を対象に、ルテイン15mgを1週間に3回、2年間投与した二重盲検偽薬対照試験では、ルテイン投与群における視機能(視力やグレア不快指数)の改善が認められました。
【北の国から届いたブルーベリー】

専門家の疫学調査の結果

疫学調査では

  • 網膜性症
  • 乳癌発症
  • 白内障
  • 大腸癌

こちらの発症リスク低減が示されています。

AMD患者群と対照群を比較したEye Disease Case Control Studyでは、カロテノイドの摂取が多いほどAMDのリスクが低いことが示されており、最上位では最下位に比べて57%リスクが低いことがわかりました。

ルテインとゼアキサンチンの摂取がAMDのリスク低下に有意に相関していたそうです。

用法・用量

臨床研究で用いられた用量は、1日に10~40mgです。
また、疫学調査では1日6.9~11.7mgのルテイン摂取によって、黄斑変性症および白内障の予防効果が認められました。

ルテインのサプリメントには、エステル体あるいは遊離(フリー)体のルテインが用いられます。

エステル体で摂取した場合には、体内で遊離体ルテインと脂肪酸に分解され、遊離ルテインが吸収されます。
なお、ルテインエステルとルテイン非エステルについて、バイオアベライリビティを比較した臨床研究では、エステル体を吸収した方が、血中ルテイン値のAUCが優位に高値であり、効果が高いと言われています。

人の体内ではルテイン・ゼアキサンチンは合成されない為、食事やサプリメントからの摂取が必要となります。

適応

  • 網膜変性症(加齢性黄斑変性症)の予防と改善
  • 白内障予防
  • 大腸癌、乳癌の予防

相互作用のチェック

現時点では医薬品との相互作用による有害事象は報告されていません。
ただし、ルテインの有する働きからの推測により、同じカロテノイド類の成分と同時投与による相互作用と脂質との相互作用があると考えられている。

オストレラ

食品のオストレラは、βカロテンやルテインなどのカロテノイド類の吸収を抑制します。
オストレラは脂質の代用品であり、調理油の代わりに利用されますが、体内には吸収されません。

主にポテトチップス製品に使用されているため、ルテインのサプリメントを摂取するときはポテトチップスを避けましょう。

CMでおなじみのえんきん