サプリメント

田七人参のサプリメントの効果と医薬品の副作用、相互作用について

和名 田七人参(でんしちにんじん)、三七人参(さんしちにんじん)
学名 Panax notoginseng,Panax pseudoginseng

田七人参は、高麗人参(朝鮮人参)と同じくウコギ科ニンジン属の生薬であり、中国の雲南省や広西省などで栽培されています。

中国医学では古くから珍重されてきた漢方薬の成分です。
高麗人参とは、有効成分の種類や含有量に違いがあります。

田七人参のサプリメントの効果と医薬品の副作用、相互作用について

田七人参の有効成分として、サポニン配糖体に分類されるジンセノサイドがあります。
ジンセノサイド類ではRb1,Rd,Re等が知られており、これらのジンセノサイドの含有量は、高麗人参よりも多いとされています。

田七人参のジンセノサイドについて、個々の成分では相反する働きを有することがあり、陰陽の考に基づく説明が行われます。

例えば、Rg1は血管新生作用を有し、Rb1は逆の作用を持ちます。

基礎研究によると

基礎研究では、心臓の栄養血管である環状動脈の拡張作用や血管抵抗の低下作用が示されており、心臓病や高血圧症に対する効果が期待されています。
また、不整脈に対する効果もあると考えられています。

その他

  • 抗炎症作用
  • 肝障害抑制作用
  • 認知機能改善作用
  • 赤血球変形能の改善作用
  • 心筋の虚血と再還流により生じる酸化的ストレスの低減作用

こちらも報告されています。

予備的な臨床研究では、網膜の出血や浮腫といった循環障害に伴う所見の改善、腎臓における微小循環障害および尿中に排泄されるアルブミン量の低下効果、肝臓細胞の再生促進作用や肝循環改善作用、疲労倦怠感や食欲不振の症状改善、持久運動における運動耐用能の向上が認められたそうです。

その他

  • 抗がん作用
  • 抗真菌作用
  • 抗酸化作用
  • 精子の運動改善作用

こちらも報告されています。

伝統医療の生薬

伝統医療で用いられてきた生薬の成分であり、適正使用における許容性は高いです。
ただし、妊娠中や授乳中は利用を避けましょう。

また、口が渇く感じや動悸、発疹、悪心、嘔気、不眠などを認めることがあります。
アレルギー、過敏症、消化器系症状、皮膚症状が生じます。

現時点では医薬品との相互作用による有害事象は報告されていません。

用途・適応

アダプトゲン作用
運動耐用能力の向上
高血圧及び心疾患の改善作用
肝臓保護作用
不定愁訴の改善
抗がん作用
抗炎症作用
抗酸化作用

副作用のチェック

チトクトーム

チトクロームP450の分子種のうち、CYP1A2に関連する薬剤。
併用は可能と考えられますが、念のため慎重に。研究データの臨床的意義は不明です。

女性ホルモン製剤

併用は可能ですが慎重に。
人の乳癌細胞を用いた実験で、田七人参由来のジンセノサイドRg1によるエストロゲン様作用が示唆されています。

田七人参のサプリメントはこちら