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温熱療法と免疫療法は効果はあるの?癌が消える?

ガン治療の自費診療を検討されている皆様こんにちは。

ブログをご覧頂きありがとうございます。

当記事では、温熱療法と免疫療法について書いています。

すず子
温熱療法とかハイパーサーミアとか聞いたことはありますか?

2004年頃、温熱療法では「マイルド・ハイパーサーミア」という考え方が注目されていました。

当時、ネズミを使って温熱療法の研究を行っている大学病院が多かったです。

人間の場合、温熱療法は化学療法や放射線療法などと併用して効果を上げますが、ネズミの場合は温熱療法だけでも効果があります。

ネズミの直腸温を45度まで上げて、がんの変化をみます。

といっても、ネズミの平熱は38度ですから、これは相当体温を上げることになります。

油断をすると、ネズミの命を奪うこともある治療法でした。

人間に応用するにしても、もっとマイルドな治療法にできないかと検討されていました。

温熱療法と免疫療法は効果はあるの?癌が消える?

そんな時に、マイルド・ハイパーサーミアという考え方が出てきたのです。

これは、マイルドな温度でもがんに効果があるという考え方でした。

そんな中途半端な温度ではがん細胞は死なないのではないか、と半信半疑の人もたくさんいます。

しかし、実際に試してみると、確かに効くことは効くのです。

効果は落ちますが、がんは縮小しました。

免疫賦活剤

かつその一方、ちょうど免疫賦活剤の開発も注目されていました。

簡単にいえば「免疫の働きを活発にする薬」です。

マイルド・ハイパーサーミアにこの免疫賦活剤を併用したところ、さらにがんの縮小効果が高まりました。

38度ぐらいの温度では効果はありません。

また、免疫賦活剤だけでもがんを縮小させる効果はありませんでした。

しかし、体温を上げて免疫賦活剤を併用すると、がんに対する効果がはっきりと表れるのです。

これらをみても、温熱療法はやはり免疫細胞を動かしていたのです。

温熱療法と免疫賦活剤を併用することで、相乗的に免疫能力が高まり、がんに効果を発揮すると考えられるのです。

実は、人間の場合もがんの病巣部を2~43度に加温しますが、その周辺は血流で熱が逃げて温度が低下してしまうので、4~40度になるだろうと考えられていました。

その部分で、何が起こるのか見ておきたいという考えから、マイルド・ハイバーサーミアの実験に取り組んでいきました。

結局、開発中だった免疫賦活剤はモノにならず。

がん細胞を殺すには、やはり高温が必要と考えています。

温熱療法で、免疫が強化されるがん細胞の目印をはっきりさせて、攻撃しやすくするでは、いったいどういう作用で温熱療法は、免疫能力を上げるのでしょうか。

これまでの研究から、いくつかの仕組みがわかってきました。

免疫の仕組み

その前にちょっと免疫の仕組みをお話しておきましょう。

免疫というのは、簡単にいえば病原菌やウイルスなどの外敵から体を守り、さらにがんなど異常を起こした細胞を体から排除するシステムです。

これが、ちょっと狂うと自分の体を攻撃してしまい、慢性関節リウマチなどの自己免疫疾患を作ります。

また、花粉など本来害ではないはずのものにまで反応すると、花粉症や気管支喘息などのアレルギー病を作り出すわけです。

さて、免疫系にはいくつもの登場人物がいて、それぞれ複雑な働きをしています。

ここでは簡単にがんに対する免疫に関係したキャストを紹介しておきましょう。

癌にかかわる免疫細胞

はたらく細胞を見たことがある方はピント来るかもしれません。

免疫細胞に「あれが敵だ」と攻撃目標を教えるのが、樹状細胞やマクロファージなどの抗原提示細胞です。

中でも、抗原提示能力が高いのが樹状細胞です。

樹状細胞は、ウイルスや細胞を取り込んで分解し、その目印(抗原)を他の免疫担当細胞に教える役割を担います。

がんの場合も、がん細胞にはそれぞれ細胞膜に目印(抗原)があります。

樹状細胞は、このがん細胞を取り込んでバラバラにし、その中からがん抗原を拾い出して、「これが攻撃するべき相手の目印だ」と掲げて見せるのです。

これを合図に働きだすのが、B細胞やT細胞というリンパ球です。

はたらく細胞だと黒い制服を着ていた人たちですね。

B細胞は、抗体という飛び道具を作り出して敵を攻撃します。

一方、T細胞の方は、ヘルパーT細胞という免疫系の司令塔が活発に働き始め、その刺激でキラーT細胞(細胞傷害性T細胞・CTL)が目覚め、教えられた目印を標的にがん細胞の攻撃を始めるのです。

こうしたルートとは別に、体内をパトロールし、異常な細胞があれば即座にとりついて自分で攻撃するのが、NK細胞というリンパ球です。

抗原提示を受けなくても、生まれつき異物を殺傷する能力があるので、ナチュラルキラーと呼ばれるのです。

ナチュラルキラーは可愛い女性だったね。

簡単にいえば、樹状細胞ががん細胞の目印を教え、それに基づいてT細胞ががん細胞を攻撃するわけです。

どの免疫担当細胞も重要な働きをしていますが、そのシステムをスタートさせる時に欠かせないのが、樹状細胞です。

温熱療法のルート

温熱療法は、このがん細胞の目印を攻撃部隊に教えるというルートを強化するのです。

ヒート・ショック・プロテイン70(HSP70)というタンパクが生まれて、抗がん剤の効果を高めます。

実は、そのHSP70にがん細胞の表面にある目印を強く発現させる効果があるのです。

「がん細胞は、免疫細胞から姿をくらまして増殖する」、という話を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。

がん細胞は、自分の目印を隠して、免疫系の攻撃を逃れているのです。

ところが、温熱療法で産生されるHSP70は、がん細胞の目印と結びついて細胞表面にがんの目印を強く出させる働きがあるらしい、ということがわかってきました。

「自分はがん細胞だ」という旗をはっきり出させるのです。

さらに、がんの目印を攻撃部隊に教える教育係である樹状細胞のほうでもHSP70が活躍します。

まず、樹状細胞ががんの目印を効率的に提示できるようにします。

さらにHSP700は樹状細胞を成熟させて、目印を教える仕事を活発にさせます。

つまり、HSP7は攻撃する「がん細胞の目印をはっきり」させ、さらに「その目印を免疫の攻撃部隊に教える樹状細胞の働きを高める」のです。

他にもいくつかの仕組みがわかってきましたが、基本的にはこの2つのルートによって、温熱療法は免疫の働きを増強させるのです。

ここに、免疫を強化する免疫療法を加えれば、より効果的に免疫システムが働いてくれるのです。

がん治療も、基本は免疫効果を最大限に引き出す免疫は、治療の重要なポイントがんの治療法といえば、誰でも手術、抗がん剤による化学療法、そして放射線療法という3つの方法を考えると思います。

こうした治療が効果を発揮するためにも免疫の力が必要なのです。

がんの誕生

まず、がんの誕生について考えてみましょう。

「がん」というと、特殊な病気のように感じるかもしれませんが、体内では毎日がんの芽ができています。

成人では毎日3000~5000個の細胞ががん化しています。

50代、60代になると6000個といわれ、年をとるほどがん化する細胞の数も増えてきます。

全ての人が「がん」という病気になるわけではないのは、免疫が働いているからです。

免疫系にも、いろいろな役割の細胞がありますが、こうしたがんの芽を潰しているのは、生まれつきの殺し屋NK細胞まつりく(ナチュラルキラー細胞)が中心です。

NK細胞は、体内を自由に移動し、おかしな細胞を見つけると即座に攻撃して殺戮します。

NK細胞は、いわば免疫の初動部隊です。

そのため、NK細胞の活性が低いと、がんになる率が高くなるのです。

NK細胞の働きは、ストレスや睡眠不足、不規則な生活や食事などで低下します。

ですから、こうした要素を避けて規則正しい生活を送ること、そして適度な運動がNK細胞の活性を高め、ひいてはがん予防にも役立つのです。

ただし過度の運動は、逆にNK細胞の働きを低下させてしまいますから、注意が必要です。

高齢になるほどがんが増えるのも、ひとつには遺伝子の傷が蓄積するからです。

がんは、よく知られているように遺伝子の病気です。

細胞の核に収納されたがん化を促進する遺伝子やそれに歯止めをかける遺伝子に複数の傷がつくと、細胞ががん化します。

8~9個の遺伝子の傷から細胞はがん化することが多いのです。

年をとると、こうした遺伝子の傷が溜まり、がんになりやすくなると考えられています。

それに加えて、年をとると肺炎にかかりやすく重症化しやすい、という点からもわかるように免疫力が低下してきます。

がんの芽ができやすい上に、がんの芽を潰す免疫の力も低下してくる。

となれば、高齢者ががんになりやすいのも当然なのです。

つまり、がんを防ぐためには、免疫をいい状態に維持しておくことがとても重要になってきます。

そして、治療でも免疫が重要な働きをしているのです。

がん治療といえば、手術、抗がん剤による化学療法、放射線療法が今のところ治療の三本柱です。

温熱療法や免疫療法は、まだあまり知られていないこともあり、がんの治療として、思い浮かべる人は少ないと思います。

ところが、こうしたがんの治療法も、免疫という基本的な働きがなければ、十分な効果を上げられないのです。

ネイチャーの研究

たとえば、フランスの研究グループが「ネイチャー」という世界的に有名な科学雑誌にこんな実験結果を発表しています。

乳がんを植えつけたマウスに放射線療法を行います。

正常なマウスでは、がんが小さくなりましたところが、免疫不全マウス、つまり免疫が働かないマウスでは同じように放射線を照射しても、がんは小さくなりませんでした。

放射線が効かなかったのです。

放射線を照射されると、確かにそれで死んでしまうがん細胞もあるのだと思います。

ふつうは、放射線で破壊されたがん細胞から、樹状細胞ががんの目印(抗原)を取り出して掲げ、リンパ球に攻撃対象を教えます。

すると、その刺激でリンパ球が活性化され、がん細胞を攻撃するのです。

この仕組みが働かないと、放射線療法も十分な効果を上げることができないのだと思われます。

同じように、大腸がんを移植したマウスに抗がん剤を投与しても、免疫不全マウスには効かず、がんが小さくならなかったと報告されています。

つまり、抗がん剤や放射線などの標準治療の効果を得るためにも、免疫が大切な働きをしているのです。

整理しますと、次の3点になります。

  • 温熱療法が標準治療の効果を高める
  • 温熱療法の重要な働きのひとつに免疫を高める作用がある
  • がんの標準治療でも免疫が重要な働きをしている

こうした点からみても、標準治療をベースに温熱療法や免疫療法を重ねれば、標準治療の効果を最大限に引き出すことができるのです。

がんの治療には、決して楽とはいえないものも含まれています。

苦しい思いもするのですから、治療効果を最大に生かすために、温熱療法と免疫療法を活用していただきたいと考えています。

 
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