２０代前半の頃ですが、１５歳年上のアラフォー男性Tさんとお付き合いしてました。
良識があって、みんなをまとめたり笑わせるのが上手な彼を誇りに思っていましたが、ただひとつ問題がありました。
１ヶ月経っても、なかなかセックスが完了しませんでした。
完了、というのは、事を始めようとはするのですが、いつも途中で寝てしまうんです。
アラフォーでも旺盛な男性はたくさんいますが、やはり年齢的な、デリケートな問題でもあるのだろうと思い、仕方ないよと、落ち込むTさんを励まし続けていました。
そしてそのまま、半年が経ちました。
15歳年上の彼氏とセックスレス | いつも途中で寝てしまう | 本当は・・・？
相変わらずTさんは途中で寝落ちしてしまうのですが、なんとなくだんだん、申し訳ないという気持ちは無くなっているというか、諦めが入ってきているように感じられました。
勃たないわけではないんです。
前戯の途中もしくは挿入の途中で、「また今日も飲みすぎちゃった・・」とモゴモゴ言って、そのまま夢に落ちていくパターンがほとんどでした。
かと言ってお酒を減らそうとしている様子もありませんでした。
一時期は浮気も疑っていたのですが、もともとTさんは浮気するようなタイプではなく、私もTさんの周りの仲の良い友人とは（知ってる限りですが）みんな繋がっており、誰も怪しい様子をとらえた人はいませんでした。
となると、セックスが好きではないのか？
私に魅力がないのか？？
Tさんに原因がわかるか聞いてみても、「なんでだろうね。自分でもわからないんだよね。安心して寝ちゃうのかな。」というフワフワした回答ばかり。
改善策がなく、周りのカップルに密かに嫉妬心を抱いては、自分への自信を失ったりの日々でした。
元彼からのザオラル
そうこうしているある日、元カレから連絡が来ました。
私は半年分の鬱憤や寂しさから、元カレと会ってしまいました。
久しぶりの感覚につい開放的になり、またTさんに対する諦めの念も少なからずあり、夜中にかかってきたTさんからの電話を無視してしまいました。
翌日、勘づいたTさんに「昨日何かあった？」と電話で事情を聞かれました。
すべて正直に、今までの自分の気持ちも含めて言いました。
もちろん浮気は浮気、一度は電話を切られてしまいましたが、その後、お互いに良くない部分があったからと、２人で話し合いをすることになりました。
話し合いにおいて、Tさんは元カノにもセックスレスが原因で振られた、と言っていました。
「なんでかわからないけど、でもなぜか眠くなっちゃうんだよね。ちゃんと好きなのに。」
いつもと同じ答えで、なんだかそれ以上は語りたくないような雰囲気に見えました。
病院に一緒に行くこともできるとわたしが言ったところ
「そうだね。行かなきゃね。」
と言いましたが、やはりその後も行くことはありませんでした。
結局Tさんとは、話し合い後数ヶ月でお別れしました。
はっきりした原因は不明
はっきりとした原因は今でもわかりません。
Tさんが何かを隠していたのかもしれないし、本当に自分でも原因がわからず苦しんでいたのかもしれません。
歳を重ねるとなかなか性格は変えられない、と言いますが、もしかしたらTさんにとってのセックスがそれに当たった可能性もあるかもしれません。
年齢を重ねるほど、セックスにコンプレックスがあるけれど、いまさらそれをどうこうする歳でもないし、わざわざそのために酒飲むのを控えるのもな。。とか。
しかしどういう理由であれ、カップルにとってセックスは基本的に切り離せないものだし、それが苦手もしくはできない環境に結果としてあるのなら、それについて一緒に考えてなければいけないな、と思いました。
挿入が怖い女性
私の友人の女の子はセックスの挿入が怖くて、いつも途中までしかできず、挿入になると泣いてしまうそうです。
相手に申し訳なさでいっぱいだったけれど、一緒に医者に言ったところ、挿入障害だと言われたそうです。
しかし相手はそれを理解した上で、一緒にいる時間が楽しいからと結婚し、子供はできないけど、２人が大好きな犬を３匹飼って賑やかに暮らしています。
「チャタレイ夫人の恋人」という小説では、下半身不随になった夫を持つチャタレイ夫人が、夫のために子供が欲しい気持ちを抑え続けますが、ついには夫人の父が、娘に他の男性と関係をもたせてくれないかと、夫側に持ちかけます。
非常に悲しい決断ですが、夫は夫人に対し、他で恋愛をするように言います。
現実にも、お互いの事情を鑑みて、性生活についてはあまり干渉しないという夫婦もいます。
セックスだけが全てとは決して言いませんし、あくまで私の体験談をもとに言っていることですが、セックスレスを放置することは、お互い辛いしモヤモヤします。
お互いにとって最高の決断、というのは難しいと思いますが、きちんと話し合って妥協点を見つけていくのもカップルとしての責任だと思います。
