こんにちは、すずです。
いつもパパ活体験談ブログを読んでいただきありがとうございます。
今回のブログを読むと、パパ活の歴史について理解することができます。
それではしばしお付き合いください。
パパ活を作った男 | 交際クラブを立ち上げるまでの話し
パパ活を行っている女性達と、彼女達のパパになっている男性たちの物語はたくさん分析しましたが、パパ活の舞台になっている交際クラブとは一体どのような組織で、どのような人たちが運営しているのでしょうか?
東京都内で届出を出している交際クラブの数はおおよそ100店舗ぐらいです。
届け出を出さずに営業している交際クラブもあるのですが、いわゆる個人で活動している「手配師」と呼ばれる人は、50名程度いるらしい。
全国的に見れば、少なくとも数万人の男女が…。
- この世界に足を踏み入れ
- これまでレビューしてきたような背景と動機を持ち
- クラブネームという仮面を被り
- それぞれの本音や下心を隠しながら日々デートを重ねている
ということです。
一見すると、パパ活という言葉はこうした現場の当事者たちのやりとりや、駆け引きの中から自然発生的に生まれたものであるようにも思えます。
しかし真実は決してそうでもありません。
パパ活という言葉は交際クラブ最大手のユニバースクラブによって戦略的に作り出され、戦略的に広められたパワーワードです。
ユニバースクラブの代表は、木田聡さんという方。
パパ活という言葉を作った張本人です。
交際クラブを立ち上げるまでの経緯
木田さんは都内の音楽大学を卒業後、フリーのトランペット奏者として式場や遊園地、楽団で活動していました。
その後、テーマパークのステージマネージャーを3年間勤めた後、そろそろサラリーマンをやりたいなと考えて営業職で仕事を探していた。
採用された会社はAVのプロダクションだった。
当時はテーマパークの建前の世界にうんざりしていたそうです。
その反動もあってAVって面白いなと考えていた。
人間のハッピーにつながる点では同じだということです。
営業職として入社して、最終的にはWeb広告の担当部門に入った。
その時に、社内で交際クラブを立ち上げる企画があったのだが、担当者が不祥事を起こして解雇されてしまい、宙ぶらりんになった。
2011年11月に社内独立という形でスタートさせることになった
木田さん自身交際クラブがどのようなものかは全く知らなかったが、もう一人の担当者と二人三脚で立ち上げての仕事に関わっていった。
前任者の時点で60名の女性が登録していたのですが、オープンが延期になったことも影響して、バトンタッチされた後はわずか1名しか残っていなかったそうです。
パパ活の女性の求人が難しい
まあそういうものだろうと腹をくくったそうです。
新しく女性を集めるための手段としては、もともと担当していて得意だった分野のWeb広告を使ったそうです。
検索連動型広告、つまりリスティングを使っていました。
当時まだどこの交際クラブをやっていなかったそうで、こっそり試してみたそうです。
あとはスカウトマンとの繋がり、当時はまだスカウトを規制する条例がなかったので、内心怖いなと思いながら日々スカウトマンとやり取りをしてそうです。
ただスカウトマンも、交際クラブという事業自体を知らなかった。
- キャバクラだと女の子が10日出勤すればスカウト20万円入るというルールがある
- 風俗だと一本あたりのスカウトバック
つまり入店した女性が一回のサービスで売り上げた金額が、スカウトに配分される。
報酬が約3000円ぐらい。
10本入れば3万円から4万円がスカウトに入りますし、1年経ったら数百万。
女の子が途中で飛ぶ可能性もあるので、高リスクですがめちゃくちゃ美味しい。
仕事でも、交際クラブは一人の男性に紹介したら1万円で終わり。
利幅が薄いのでスカウト的には旨味がない。
さらにクラブの男性会員と交際することで貴重な女性が水揚げされてしまう(つまり水商売の世界から足を洗ってしまう)という懸念があったそうです。
水商売や風俗に紹介すればいい利益が出るけど、交際クラブでパパを紹介してしまったら自分達のマイナスになる。
そういったイメージしかなかったそうです。
それでも風俗はやりたくないけど、キャバクラの人間関係の中で働くのは無理という女性の層は必ず存在する。
そういったスカウトにはどうにでもできない女性に、お試しにこちらに紹介してもらえないか?と提案したところ、歯車がうまく回り始めたそうです。
交際クラブの女性のランクと評価
ユニバース倶楽部では、女性を
- ブラック
- プラチナ
- ゴールド
- スタンダード
この四つのランクに分けている。
その一方で、女性にはランクを伝えていない。
つまり、女性は自分がどのランクなのかはわからないのです。
なぜ女性にランクを伝えないのだろうか?
ユニバース倶楽部のスタッフの話によれば、伝えても良いことが何もなかったからだそうです。
例えばスタッフから「あなたの容姿・性格だとスタンダードですね」と評価された場合、多くの女性はもっとランクを上げてほしいと訴える。
しかし、仮にランクを上げたとしても、それでオファーが来なかったら意味がない。
スタッフによれば、大半の女性は自分のランクはプラチナと思っているそうです。
しかしクラブの面接官は、容姿だけでなくこの子の感じだったらゴールドが一番オファーが来るだろうと判断した上で、ランクを決めている。
オファーを受けた後の交渉は、プラチナでもゴールドでも変わらない。
プラチナにして、月一回のオファーしか来ないよりも、ゴールドにして月2回のオファーがあったほうがトータルで見れば稼げる。
面接官が間違って女性のランクをつけてしまうと、男性からものすごい勢いでオファーが入って、女性がのスケジュールがパンクしてしまうこともあるという。
パパ活を円滑に行うためには、自分目線でなく、あくまで他人目線でランクを定める必要がある。
大切なのは、男性から適正なオファーを集めることであって、ランクの上下に一喜一憂することではありません。
ユニバース倶楽部では、同じ理由で女性会員は女性紹介ページを見ることができません。
自分がクラブや他の男性会員にどのように評価されているかを知ることはできない。
紹介ページには、女性にとって不愉快な表現や、マイナスになるような批評が書かれている場合もある。
それは、あくまで適切な質量のオファーを、適切な女性に集めるという目的に基づいてそうなされているそうです。
- お互いにとって幸せにならないから伝えない
- 見る必要のないものは見ない
- 聞く必要のないものは聞かない
まさに交際クラブにおける男女関係そのものですね。
パパ活という言葉はスタッフとのマーケティング会議で中で生まれた
スタッフ全員交際クラブという言葉が大嫌いだった。
この言葉を使って女性求人を打っても、悪い意味で何でも知ってるような女性しか来ない。
男性たちが欲しいのは、もっとピュアな女性の層です。
その頃からは交際クラブは、お金の交換だけの世界じゃないと感じていたそうです。
多くの女性は、登録しているクラブでオファーが来なくなったら、他のいくつかのクラブを回ることが多い。
でも、そうした回遊魚のような層はもういらなかったそうです。
自分の夢に向かって頑張ってる女性が、クラブで出会った男性からのサポートを受けて夢を叶えていくと言った世界に、ユニバースクラブはしたかったそうです。
でも、そこに交際クラブといういかがわしい言葉の壁が立ちはだかっている。
だからこそ新しい言葉を使うことで、それまでの交際クラブのイメージを切り替えようと思ったそうです。
そうした会議を重ねる中で生まれた言葉がパパ活でした。
パパ活という言葉は、婚活や就活と同じような語感であり、口に出しやすいキャッチーな言葉です。
どことなくユーモラスな響きもある。
しかし一つの会社の会議で生み出された言葉が、ここまで多くの人に検索されて話題になり、メディアに取り上げられ、どのような仕掛けがあったのだろうか。
パパ活という言葉がここまで広まっていったのは、他でもない利用するお客さんの力です。
私が「パパ活をしている」と話すと友達は笑いました、でも1時間のランチで1万円のお小遣いをもらっていると伝えると…
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